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「自分が考えているとおりの人間」になるために背中を押してくれる『一生折れない自信のつくり方』(青木仁志)

こんにちは! 秋富です。
今回は、青木仁志さんの『一生折れない自信のつくり方』という本を紹介します。

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本書は、2016年に文庫版が発売され、2024年で第22刷となっています。
累計30万部突破したベストセラー本ですので、読んだことのある人も多いと思います。

筆者はセールスや人材開発コンサルティングを経験したあと、アチーブメント株式会社を設立。人事コンサルや経営者向けの講座などを行っています。

筆者のYouTubeチャンネルを見れば分かるように、紳士的な雰囲気ながらざっくばらんとした口調で、人の成長や組織の在り方、経営者のマインド等について熱く語っています。

本書も、人が自信を持つために必要な思考や行動について、筆者の熱い思いを交えながら分かりやすく書かれています。

自分に自信が持てない人、仕事や生活で目標を達成できず悩んでいる人は、ぜひこの記事をご覧ください。

概要

本書では、人が自分の思い描く人生を送るために、自信を持つことの重要性とそのための具体的な思考と行動が書かれています。

では「自信がある」とはどういう状態なのでしょうか。
本書では、「自信」について以下のように説明されています。

自信とは、その人の、その人自身に対する肯定的な「解釈」や「思い込み」である。

(青木仁志『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版、文庫版(第22刷)、2024年、P.33)

つまり、自信の有無を決めるのは、他人ではなく自分自身ということです。
これはごく当たり前のことかもしれません。

しかし私なんかは、他者からの評価や世間の目などを気にしてしまうタイプなので、この説明に目が開かれる思いでした。

他者や世間、社会からの目線ではなく、まずは自分自身が自分についてどう思っているか。

そしてマイナス思考、つまり自信が持てていない場合、それをどのように「自信のある状態」にしていくのか。

その思考と行動の方法について学べる本です。

本書のポイント

本書で伝えたいこと

本書で伝えたいことは実にシンプル。
そのものズバリ、「自信をつけるための思考と行動」です。
本書ではそのための具体的な方法が書かれています。

しかし、そもそもどうして自信をつけることが大事なのでしょうか。
筆者の考え方の根底に、「人は自分が考えているとおりの人間になる」というものがあります。

自信を持つとは、自分自身に対する肯定的な思い込みのこと。
そうすれば、その肯定的に思い描いたとおりの人間に慣れる、ということです。

それでは、具体的に自信を持つためにはどうすれば良いかを見ていきましょう。

自信を持つために必要なこと

本書で書かれている、自信を持つための思考や行動について整理すると、以下のようになります。

(1)自分の今の「思い込み」を客観的に見る
(2)高い「自己イメージ」を作る
(3)思考と行動を一致させる
(4)小さな行動を積み重ねていく

順番に見ていきましょう。

(1)自分の今の「思い込み」を客観的に見る

最初に書いたとおり、自信とは自分自身に対する肯定的な思い込みです。
よって、自信をつけるためにはまず、「今の自分がどんな思考をしているか」を俯瞰することが重要です。

自信が持てない人は、否定的な解釈や思い込みに囚われている。
それをプラス方向に持って行くのが大事だということです。
本書では、人がマイナス思考に陥ることについて次のように危惧されています。

マイナスの解釈や思考に囚われていると、行動の抑止が起こり、新しい物事にチャレンジできなくなります。

(青木仁志『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版、文庫版(第22刷)、2024年、P.36)

これは読んでいて「なるほど」と思いました。
マイナス思考を持っていることによって、新しいチャレンジをすることができず、そのことがさらに自信の喪失につながる、という悪循環に陥るのだと感じます。

「できる/できない」を決めるのは自分自身だというマインドリセットを行い、自分の思考を俯瞰する。これが自信を持つための第一歩です。

(2)高い「自己イメージ」を持つ

今の自分の「思い込み」を見つめ直したら、次はそれをプラス方向に転換していくことが大事です。

そのためには、高い「自己イメージ」を持つこと。
自己イメージとは、自分で自分をどのように見ているのかという「自分像」のことです。

そして、高い自己イメージを持っている人は、「自分のことが大好きでいつも自信にあふれ、何事にも積極的に取り組み、次々と成果を出してい」くと書かれています。

それでは、自己イメージを高めるためにはどうすれば良いのでしょうか。
本書では次のように説明されています。

「自己イメージ」を高めるためには、成功・突破体験の量と質を増やしていく以外に方法はありません。(略)  高い自己イメージや自信は、本人の力で困難を乗り越え、何かを成し遂げたときにはじめてつくられるものです。(略)  自己イメージを高めて、自信をもつために、より多くの成功・突破体験を経験しましょう。

(青木仁志『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版、文庫版(第22刷)、2024年、P.39-40)

つまり、とにかく行動していくしかない、ということです。

私はここまで読んで、「でも、行動する最初の一歩がなかなか踏み出せないよ」と思いました。

どうしても、行動することによる苦痛や、失敗する恐れなどが先に立ってしまい、なかなか行動が起こせないことがあります。

そこで本書では、行動を起こすための思考について、以下の3点が挙げられています。

①「すべては自分が源」と考える
②長期的視点に立って、目の前の苦痛感情を受け入れる
③「自信のある・なし」を超える「願望」や「欲」を持つ

この思考を持つのも、結構、気合が必要です。
とにかく、自分の心を強くしていくことがまず大事なのかなと思いました。

(3)思考と行動を一致させる

行動を起こすと言っても、ただ闇雲に思いついたことをやるだけではあまり意味がありません。
筆者は次のように述べています。

自信は、自分の思考が実現すればするほど大きくなります。
「こうしよう」と決めて、それを自分の力で現実化した。それまでできなかったことが、学習や訓練によってできるようになった。
こうした成功体験、突破体験をしたとき、小さな自信が生まれ、これを繰り返すことによって、少しずつ大きな自信になっていきます。 つまり自信をつけるには、「自分の思っていること」と「していること」を、一致させる習慣を身につけることが大切です。

(青木仁志『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版、文庫版(第22刷)、2024年、P.130)

日々の行動を積み重ねていくことが、自分の願望や目的の達成につながる。
そのような、願望や目的と合致した行動をすることが重要です。

さらに、思考と行動の一致を自覚する方法として、

①1日のはじまりに、自分の目的や目標を確認して、それを達成するための具体的な行動計画を立てる
②その日の終わりに、自分の思考を現実化できているか確認する

と書かれています。

さらに、「目的」と「目標」の違いについても説明されています。

  • 目的:目標の先にある生きがい、大切にしたいイメージ。まず変わることはない。
  • 目標:自分の望んでいる状態や未来の出来事。達成するごとに変わる。

これらをまとめると、以下のような流れになります。

①自分の人生の目的を考える
②人生の目的を達成するための目標(長期・中期・短期)を立てる
③目標達成のための行動計画を立てる(年・月・日)
④毎朝、目的と目標を確認し、その日の行動計画を立てる
⑤その日の終わりに、一日の行動を振り返る

本書ではそれぞれの具体的なやり方までは書かれていませんが、同じ筆者の『超一流の書く習慣』という本では、目的から日々の行動までを実際に書き出す方法が説明されています。

気になる方はぜひ読んでみてください。
本書の後に読むと、より理解が深まると思います。

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ちなみに、私も同書を読み、目的の整理や長中期での目標設定、日々の行動計画の作成などを実践しています。
このブログでも、実際にやってみた内容も含めて、同書の感想を書く予定です。

(4)小さな行動を積み重ねていく

ここまで見てきたように、自分の目的・目標を達成するための行動を立てることが重要です。

しかし、いきなり高い目標を設定をしてしまうと、「理想と現実のギャップに苦しんで挫折し、結果として自信喪失ということになりかね」ない、と筆者は指摘しています。

それでは、どのようにすべきでしょうか。
本書で書かれたことをまとめると以下のようになります。

  • 自分がコントロールできる領域から取り組む
  • 達成しやすい小さな目標からスタートする
  • その目標を達成したら、少し高い目標を設定し達成に向けて取り組む

つまり、できることからスモールステップで始めて、小さな成功を積み重ねていくこと。
徐々に目標レベルを上げて行くことで、最終的には人生の目的を果たしていける、ということだと思います。

また、「一日の質を高める」ということも重要だと書かれています。
目的や目標に沿った一日の行動を立て、それを達成する。
振り返ってみて、達成できていれば自信につながり、次の日の活力になります。

これは実際にやってみると、すごく体感的に理解できます。
達成できた日はとても嬉しくて、自己肯定感がすごく高まることが実感できました。
「自分の目標・目的に近づけた!」と感じます。

このように日々の行動を繰り返すことで、私たちは、自分の目的や目標を達成するための成功体験、突破体験を何回も積み重ねていくことになります。
ここまでくれば、「一生折れない自信」を持つことができます。

以上、自信を持つために必要なことについて説明しました。

本書ではこれ以外にも、「自己イメージを高めるための20のアイデア」や「豊かになるための10の発想法」などが紹介されています。

さらに、「成功者に学ぶこと」や「良い知識や情報を得ること」の重要性、また「メンタルダウンした時の対策」なども書かれています。

印象的な言葉

本書には、筆者の熱い思いが感じられる言葉がたくさん出てきます。
その中でも個人的にグッときた言葉をいくつか取り上げてみます。

自分の人生は誰のものでもない。 自分自身のものである。 だから、誰のせいにもしない。 すべて自分の生み出した結果である。

(青木仁志『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版、文庫版(第22刷)、2024年、P.97)

私自身、何か不都合なこと、自分の意にそぐわないことが起こると、自分以外の人やコトのせいにしがちです。
なので、この他責思考を戒める言葉はとても心に刺さりました。

自分の人生や選択に対して、自分が責任を持つ。
この気持ちを忘れないようにしたいと思いました。

人生には、苦痛と快楽が交互に訪れ、そのなかで人は成長していきます。苦痛だけ、快感だけの人生などありえません。 人は逆境を経験しているときに成長します。

(青木仁志『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版、文庫版(第22刷)、2024年、P.114)

逆境に陥ったとき、私なんかは絶望して逃げ出したくなるのですが、
「ここが成長できるポイント!そしてこれを乗り切れば、次は楽しいことが待っている!」
と前向きに捉えるのが大事なのだと感じました。

”人は自分が考えているとおりの人間になる”

(青木仁志『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版、文庫版(第22刷)、2024年、P.298)

筆者の哲学というか人間観の根底にある言葉だと思います。
本書もまさにその人間観によって書かれているわけで、最後まで読んだ時にとても腹落ちする言葉でした。

感想

ここまで本書の内容について説明してきました。
面白いなと思ったのは、筆者は実践によって経験したこと、考えたことをベースにして書いているということです。

ですので、すべての言葉に説得力がありますし、何より有無を言わせない熱意・熱量がヒシヒシと感じられました。

この手の自己啓発本を読むと、「それはこの人がすごいのであって、私なんかには真似できないよ」と考えてしまう人も少なくないと思います。

しかし本書は、筆者が、苦境の中で失敗を重ねながら、試行錯誤して辿り着いたという感じが文章から伝わってきます。
そのため、「私も自分の人生をしっかり生きよう」という気持ちになれました。

そして実際に、目的の整理、目標設定、そして日々の行動計画と振り返りを継続しています。
やれるところから始めてみよう。そんな気にさせる、背中を押してくれる本だと思います。

まとめ

この記事では、『一生折れない自信のつくり方』の内容と感想について書いてきました。

自己啓発本は、読んだだけでは勿体ないと思います。
読んだ内容を実践してはじめて、自己啓発本の恩恵を最大限に享受できる、そんな風に感じています。

本書は、まさに、実践するためのヒントが熱い言葉とともに綴られています。
この記事を読んで、少しでも琴線に触れる部分があった人は、ぜひ本書を読んでみてください。
そして行動してみてください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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書誌情報

タイトル:一生折れない自信のつくり方
著者:青木仁志
出版社:アチーブメント出版株式会社
発行日:2016年2月18日

この記事を書いた人
秋富 敬

農協の全国組織で十年ほど勤めた後、北海道の農業生産法人に転職。
日々、農業やそこで働く人々の人材育成等について考えています。

国家資格キャリアコンサルタント。
社会人のスキルアップのための勉強や、教養を得るための講座受講など、様々な形で学ぶことが好きです。

読書も好きで小説や民俗学、歴史の本をよく読みます。
農業や人材育成、読書のことなど、誰かの役に立つ情報を発信していきます。

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